はじめに−3 教室ができるまで。

刺繍作品を飾る場所がほしくて
はじめたカルトナージュ。

私がカルトナージュを始めたのは
「引っ越し」がきっかけです。
新しい家に引っ越して
まっしろな壁を見たとき
「この壁一面に刺繍作品を飾りたい!」と思いました。
当時、刺繍にはまっていたのです。
まず、額装を習いに行きました。
でもそのうちに、
もっと日常使いできるものに張りたいと思うように。
そのとき思いだしたのが
カルトナージュでした。

まずは額装の技術を生かし
て見よう見まねでカルトナージュで
箱を作り、刺繍を張りはじめました。

その作品をホームページで
刺繍作品として発表していくと、
教えてほしいという声が多く寄せられ、
それなら、ということで
カルトナージュを習い始めました。

通った教室では縁あって
アシスタントとして働けることになりました。
私の修行時代の始まりです。
レッスンの前には生徒さん用のキットの準備をしたり
説明用の作品を納得いくまで作ったり
寝ても覚めても作品のことばかり考える日々が2~3年続きました。
精神的にも肉体的にもハードでしたが
このとき無心でたくさん作ったことで
自分らしい作品を作れるようになっていきました。

2007年には独立し
自分のアトリエを自宅に持つことができました。
一時期は何か所かのアトリエで
月に15回もレッスンを行う日もありましたが
今は恵比寿のアトリエで
月に5回ほどのレッスンを行っています。

生徒さんは30~60代までさまざま。
私は北欧の生地メーカーのTildaを使用していますが
そういった生地や私のテイストを好んでくださって
アトリエCuuTOを選んでくださることが多いようです。

2015-07-09 | Posted in はじめにNo Comments » 

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